***2つめ は かんじ なし***
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会2017年4.23アクション
公開シンポジウム
【日本軍「慰安婦」問題と朝鮮半島の分断~不可視化される被害者を見つめて~】
2015年12月28日に安倍・朴両政権下で発表された「合意」によって、日本軍「慰安婦」問題克服への道筋はさらに混迷を極めています。日本軍性奴隷制の被害を受けた女性たちは置き去りにされ、日本政府は、反人道的な国家犯罪に対する自国の法的責任を否認し、真相究明や記憶事業などの再発防止措置を一切取らないばかりか、被害国の民衆たちが建てた「平和の碑」(少女像)の撤去まで求めるという信じがたい暴挙に出ています。
私たちは今回、「合意」の問題点について改めて考えながら、「合意」によってさらに不可視化される被害者たちの存在、特には朝鮮民主主義人民共和国の被害者と、朝鮮女性として初めてその被害を証言された裵奉奇さんの存在に焦点を当てるシンポジウムを企画しました。多くの方々のご来場をお待ちしております。
◆日時 2017年4月23日(日)13:30開場 14:00開始 16:30終了予定
◆会場 東京ボランティア・市民活動センター
〒162-0823新宿区神楽河岸1-1セントラルプラザ10階
[アクセス]JR「飯田橋」駅西口3分、地下鉄「飯田橋」駅B2b出口直結
◆参加費
800円(学生・非正規・障害のある方は500円)
◆報告&ディスカッション
◯「韓日の談合と「慰安婦」問題の現在」 李杏理さん(一橋大学大学院博士課程)
◯「朝鮮民主主義人民共和国の被害者と「合意」への反応」 金優綺さん(在日本朝鮮人人権協会事務局員)
◯「日本軍「慰安婦」犠牲者裵奉奇さんに現れる朝鮮半島の分断と在沖朝鮮人の歴史」 金美恵さん(東京大学大学院特任研究員)
【コーディネーター】李全美さん(性差別撤廃部会 部会長)
▼4.23アクションとは
4月23日は、沖縄で日本軍の性奴隷を強いられ、朝鮮の解放/日本の敗戦後、朝鮮女性として初めて自身の被害を明かされた裵奉奇さん(1991年逝去)の証言が『朝鮮新報』(1977.4.23)に掲載された日です。
私たち性差別撤廃部会は、昭和天皇の謝罪と朝鮮半島の統一を願いながら沖縄で逝去された裵奉奇さんの存在を記憶していくことがとても重要であるという認識に基づき、これまで2回にわたって、4月23日を記念して日本軍「慰安婦」問題について考えるためのアクションを行ってきました。
○2015年4月23日 スタンディング・デモ「日本軍性奴隷制の否定を許さない4.23アクション~裵奉奇ハルモニを記憶して~」
○2016年4月23日 「“記憶”と生きる」上映会&土井敏邦監督トーク
【講師・コーディネーターのプロフィール】
◯李杏理(り・へんり)
1987年生まれ。大学非常勤講師。ICUジェンダー研究センター助手。在日朝鮮人ジェンダー史研究。論文に「「解放」直後における在日朝鮮人に対する濁酒取締り行政について」(『朝鮮史研究会論文集』51、2013年)他。共著に『移動と革命』、『近代世界システムと新自由主義グローバリズム』。
◯金優綺(きむ・うぎ)
1984年生まれ。在日本朝鮮人人権協会事務局員。朝鮮大学校非常勤講師。在日朝鮮人ジェンダー史研究。主要論文に「北海道における朝鮮人強制連行・強制労働と企業「慰安所」」(『大原社会問題研究所雑誌』687、2016年)、共著に『「慰安婦」問題の現在』(前田朗編、2016年)。
◯金美恵(きむ・みへ)
1967年生まれ。東京大学大学院特任研究員。朝鮮現代史研究。主要論文に「沖縄の朝鮮人―裵奉奇さんを通じてみる南北分断と在日朝鮮人の現代史」(沖縄大学国際シンポ「東アジア批判雑誌会議報告集」2013年)、共訳に『朝鮮戦争の社会史』(金東椿著、2008年)。
◯李全美(り・ちょんみ)
1981年生まれ。在日本朝鮮人医学協会専従。2011年より在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会責任者。共著に『家族写真をめぐる私たちの歴史:在日朝鮮人・被差別部落・アイヌ・沖縄・外国人女性』(ミリネ編・皇甫康子責任編集、2016年)。
[主催・問い合わせ]
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会
〒110-0016 東京都台東区台東3-41-10-3F
TEL 03-3837-2820 FAX 03-5818-5429
hurak.sccp★gmail.com [★をアットマークに変えてください]
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ざいにほんちょうせんじんじんけんきょうかい せいさべつてっぱいぶかい 2017ねん 4.23あくしょん
こうかい しんぽじうむ
【にほんぐん「いあんふ」もんだいと ちょうせんはんとうの ぶんだん~ふかしかされる ひがいしゃを 見つめて~】
2015ねん 12がつ 28にちに あべ・ぱくりょうせいけんかで はっぴょうされた 「ごうい」によって、にほんぐん「いあんふ」もんだいこくふくへの みちすじは さらに こんめいを きわめています。にほんぐんせいどれいせいの ひがいを うけた じょせいたちは おきざりにされ、にほんせいふは、はんじんどうてきな こっかはんざいにたいする じこくの ほうてきせきにんを ひにんし、しんそうきゅうめいや きおくじぎょうなどの さいはつぼうしそちを いっさい とらないばかりか、ひがいこくの みんしゅうたちが たてた「へいわのひ」(しょうじょぞう)の てっきょまで もとめるという しんじがたい ぼうきょに でています。
わたしたちは こんかい、「ごうい」の もんだいてんについて あらためて かんがえながら、「ごうい」によって さらに ふかしかされる ひがいしゃたちの そんざい、とくには ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくのひがいしゃと、ちょうせんじょせいとして はじめて その ひがいを しょうげんされた ぺぽんぎさんの そんざいに しょうてんを あてる しんぽじうむを きかくしました。おおくの かたがたの ごらいじょうを おまちしております。
◆にちじ 2017ねん 4がつ 23にち(にち)13:30かいじょう 14:00かいし 16:30しゅうりょうよてい
◆かいじょう とうきょうぼらんてぃあ・しみんかつどうせんたー
〒162-0823 しんじゅくく かぐらがし1-1 せんとらるぷらざ10かい
[あくせす]JR「いいだばし」えき にしぐち3ぷん、ちかてつ「いいだばし」えきB2bでぐち ちょっけつ
◆ほうこく&でぃすかっしょん
◯「かんにちの だんごうと「いあんふ」もんだいの げんざい」 り・へんりさん(ひとつばしだいがくだいがくいん はかせかてい)
◯「ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくの ひがいしゃと「ごうい」への はんのう」 きむ・うぎさん(ざいにほんちょうせんじんじんけんきょうかい じむきょくいん)
◯「にほんぐん「いあんふ」ぎせいしゃ ぺ・ぽんぎさんに あらわれる ちょうせんはんとうの ぶんだんと ざいおきちょうせんじんの れきし」 きむ・みへさん(とうきょうだいがくだいがくいん とくにんけんきゅういん)
【こーでぃねーたー】り・ちょんみさん(せいさべつてっぱいぶかい ぶかいちょう)
▼4.23あくしょんとは
4がつ 23にちは、おきなわで にほんぐんの せいどれいを しいられ、ちょうせんの かいほう/にほんの はいせんご、ちょうせんじょせいとして はじめて じしんのひがいを あかされた ぺ・ぽんぎさん(1991ねんせいきょ)の しょうげんが『ちょうせんしんぽう』(1977.4.23)に けいさいされた ひです。
わたしたち せいさべつてっぱいぶかいは、しょうわてんのうの しゃざいと ちょうせんはんとうの とういつを ねがいながら おきなわで せいきょされた ぺ・ぽんぎさんの そんざいを きおくしていくことが とても じゅうようであるという にんしきにもとづき、これまで 2かいにわたって、4がつ23にちを きねんして にほんぐん「いあんふ」もんだいについて かんがえるための あくしょんを おこなってきました。
○2015ねん 4がつ 23にち すたんでぃんぐ・でも「にほんぐんせいどれいせいの ひてを ゆるさない 4.23あくしょん~ぺ・ぽんぎはるもにを きおくして~」
○2016ねん 4がつ 23にち 「“きおく”と いきる」じょうえいかい&どいとしくに かんとく とーく
【こうし・こーでぃーねーたーの ぷろふぃーる】
◯り・へんり
1987ねん うまれ。だいがくひじょうきんこうし。ICUじぇんだーけんきゅうせんたーじょしゅ。ざいにちちょうせんじん じぇんだーしけんきゅう。ろんぶんに「「かいほう」ちょくごに おける ざいにちちょうせんじんに たいする だくしゅとりしまりぎょうせいについて」(『ちょうせんしけんきゅうかい ろんぶんしゅう』51、2013ねん)ほか。きょうちょに『いどうと かくめい』、『きんだいせかいしすてむと しんじゆうしゅぎぐろーばりずむ』。
◯きむ・うぎ
1984ねん うまれ。ざいにほんちょうせんじんじんけんきょうかい じむきょくいん。ちょうせんだいがっこう ひじょうきんこうし。ざいにちちょうせんじん じぇんだーしけんきゅう。しゅようろんぶんに「ほっかいどうに おける ちょうせんじんきょうせいれんこう・きょうせいろうどうと きぎょう「いあんじょ」」(『おおはらしゃかいもんだいけんきゅうじょ ざっし』687、2016ねん)、きょうちょに『「いあんふ」もんだいの げんざい』(まえだあきら へん、2016ねん)。
◯きむ・みへ
1967ねん うまれ。とうきょうだいがくだいがくいん とくにんけんきゅういん。ちょうせんげんだいし けんきゅう。しゅようろんぶんに「おきなわの ちょうせんじん―ぺ・ぽんぎさんを つうじて みる なんぼくぶんだんと ざいにちちょうせんじんの げんだいし」(おきなわだいがく こくさいしんぽ「ひがしあじあ ひはんざっしかいぎ ほうこくしゅう」2013ねん)、きょうやくに『ちょうせんせんそうの しゃかいし』(きむ・どんちゅん ちょ、2008ねん)。
◯り・ちょんみ
1981ねんうまれ。ざいにほんちょうせんじんいがくきょうかい せんじゅう。2011ねんより ざいにほんちょうせんじんじんけんきょうかい せいさべつてっぱいぶかい せきにんしゃ。きょうちょに『かぞくしゃしんを めぐる わたしたちの れきし:ざいにちちょうせんじん・ひさべつぶらく・あいぬ・おきなわ・がいこくじんじょせい』(みりねへん・ふぁんぼ・かんじゃ せきにんへんしゅう、2016ねん)。
[しゅさい・といあわせ]
ざいにほんちょうせんじんじんけんきょうかい せいさべつてっぱいぶかい
〒110-0016 とうきょうと たいとうく たいとう3-41-10-3F
TEL 03-3837-2820 FAX 03-5818-5429
hurak.sccp★gmail.com [★をあっとまーくにかえてください]
http://hobohobo.sakura.ne.jp/dareiki-old