
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会2016年連続講座「朝鮮女性の歴史を辿って」
第1回 「朝鮮近代を駆け抜けた女性たちと出会う」
▼案内
日本による朝鮮の侵略と植民地支配の歴史の中で、朝鮮女性はどのような生を紡いできたのでしょうか。国家の存亡をかけて義兵闘争に参加した女性義兵隊の義兵長、子どもたちに向けて朝鮮の歌と話で民族の魂を蘇らせようとした文学者、日本の官憲に捕らえられ殺されても自分の死体を探せるようにチマ(スカート)の裏に自身の名を書き残した独立活動家…。日本帝国主義に抗い朝鮮近代を生きた女性たちと、いま、共に出会い直してみませんか?
◆日時 2016年2月23日(火)18:30~(20:30頃終了予定)
◆報告者 金真美さん(朝鮮大学校教員、朝鮮児童文学研究)~1986年生まれ。三重県出身。朝鮮大学校文学歴史学部卒、朝鮮大学校研究院総合研究科前期、金日成綜合大学 文学大学実習過程修了。専門は、朝鮮児童文学。朝鮮民主主義人民共和国文学碩士学位取得。現在、朝鮮大学校文学歴史学部助教。『朝鮮新報』にて「ウーマン・ヒストリー」を連載中。
▼内容の振り返り
当日の参加者は26名。参加者をジェンダー別でみると、
金真美さんはまず、ご自身がとても影響を受けた本として、
同書の読書会を朝鮮大学校で行うなかで、
報告の中では、
・崔順愛(1914-1998):朝鮮初の文学者夫婦
・姜香蘭(1900- ? ):朝鮮初の断髪女性
・卞東琳(1916-2004):二人の芸術家を愛した新女性
・李善熙(1911- ? ):女性の普遍性を求めたジャーナリスト、小説家
・尹熙順(1860-1935):
・夫春花(1908-1995):「海女抗日闘争」を主導
・崔貞淑(1902-1977):済州島教育での先駆者
・禹鳳雲(1889? – ? ):女性仏教運動の先駆者
・李桂筍(1914-1938):抗日パルチザンの女性革命家
・裴成春(1902-1938):パルチザン裁縫隊隊長
金真美さんは報告の中で、朝鮮女性たちが実際に残した詩や投書、
以下、報告の中で印象的だったものをいくつかご紹介します。
「私も人間であり、男性と同じように堂々とした人間である。
「女も強く生きようとすれば、決して男に引けを取らない、
「国家の存亡に関わる時、
「…我ら婦人たちも義兵をするだろう。…
「いかに倭奴(ウェノム)
「私たちは済州島のかわいそうな海女 悲惨な暮らしで世の中がわかる寒い日も暑い日も雨降る日も あの波に苦しめられるわが身…」
(
「男でも女でもこの世に人として生まれた以上、
「今は涙を流している時期ではありません。
金真美さんは報告の最後に、
その後は、抗日運動を行っていた女性たちの画期性、
□■ 参加者の感想 ―――――――――*
◯とても感動的でした。
◯初めて知ることだらけで、たくさんの驚きがありました。また、
まとめの、個々のアイデンティティは歴史的、
◯たいへん勉強になりました。大多数の日本人が朝鮮人の「近代」
◯
◯女性が抱えさせられた重層的な暴力は、
◯歴史上には男性もいれば女性もいる、そしてそれを学べない、
そして今日は新たに歴史上には「本当に」「女性」を生きた「
自分が自分として自らの意志で「性」