** ふたつめは かんじ なし **
2019年5月28日、愛知朝鮮中高級学校の高級部1年生と2年生を対象に「多様性について考えてみよう」というテーマで人権教育出張授業を行いました。講師は朴金優綺さんが務めました。
以下、生徒たちの感想文をご紹介することで簡単なご報告としたいと思います。
【高級部1年生】
◆私も周りに合わせずに自分が好きな人を好きになろうと思いました。
◆自分の性だけが決して中心ではないこと、当たり前ではないことがわかった。
◆セクシュアルマイノリティの人たちや、私たち朝鮮人、障害をもった人たちへの差別をなくさなければならないと思った。
◆自分らしく生きられる人が一番かっこいいし、楽しい人生を送ることができると思いました。
◆異性を愛することだけが本当の愛ではないと思いました。
◆差別をなくし、すべての人々が自由に生きられる世界になったらいいなと思った。異性を好きにならなければいけないというルールはこの世界にないのだから。
◆この世の中がもっとセクシュアルマイノリティの人に優しい世の中になればいいなと思いました。
◆これまで何の考えもなくホモ、オカマなどの差別用語を使っていたのですが、無知は他者を傷つけるので、もっと勉強しなければならないと感じました。
◆これまで自分には関係のないことだと思っていましたが、授業を受けて関係ないことではないと気づきました。もしかすると友達にもいるかもしれないし、将来出会うかもしれないと思いました。
◆私は心の性と体の性が同じだから経験しなかった悩みをセクシュアルマイノリティの人たちは経験するということを知りました。そのような人たちが悩まない社会になればいいなと思いました。
【高級部2年生】
◆セクシュアルマイノリティの人々がカミングアウトするのに大きな勇気が要るのは、今の社会の責任だと思います。「普通」というものはないし、自分が自分らしく生きることが最も重要だということを知れました。
◆テレビやネットで使用されている言葉が差別用語だということを知りました。
◆「レズ」や「ホモ」などの差別用語を使ってしまっていましたが、セクシュアルマイノリティの人々の映像を通じて、人はみんな違うし、それを隠さなければならない社会環境を変えていきたいと思いました。
◆セクシュアルマイノリティは私の生活とまったく関係ないと思っていたけれど、それは違うと実感できた。
◆人を見た目で判断しないこと。もっと広い視野を持つこと。もし誰かに打ち明けられた時はその子の力になれるようになりたいと思いました。
◆多様な性について今まで以上にたくさん知れたし、もう少し深く理解できたと思います。また授業を受けたいです。
◆正しい知識を持つことがいかに大事なのかを改めて思いました。差別のない社会を作れるような人になりたいと思いました。
2019ねん 5がつ 28にち、あいち ちょうせん ちゅうこうきゅうがっこうの こうきゅうぶ 1ねんせいと2ねんせいを たいしょうに 「たようせいに ついて かんがえて みよう」という テーマで じんけんきょういく しゅっちょうじゅぎょうを おこないました。こうしは ぱくきむうぎさんが つとめました。
いか、せいとたちの かんそうぶんを ごしょうかい することで かんたんな ごほうこくと したいと おもいます。
【こうきゅうぶ 1ねんせい】
◆わたしも まわりに あわせずに じぶんが すきな ひとを すきに なろうと おもいました。
◆じぶんの せい だけが けっして ちゅうしんでは ないこと、あたりまえでは ない ことが わかった。
◆セクシュアル マイノリティの ひとたちや、わたしたち ちょうせんじん、しょうがいを もった ひとたちへの さべつを なくさなければ ならないと おもった。
◆じぶんらしく いきられる ひとが いちばん かっこいいし、たのしい じんせいを おくる ことが できると おもいました。
◆いせいを あいする ことだけが ほんとうの あいでは ないと おもいました。
◆さべつを なくし、すべての ひとびとが じゆうに いきられる せかいに なったら いいなと おもった。いせいを すきに ならなければ いけない という ルールは この せかいに ないのだから。
◆この よのなかが もっと セクシュアル マイノリティの ひとに やさしい よのなかに なれば いいなと おもいました。
◆これまで なんの かんがえもなく ホモ、オカマなどの さべつようごを つかっていたのですが、むちはたしゃを きずつけるので、もっと べんきょう しなければ ならないと かんじました。
◆これまで じぶんには かんけいの ない ことだと おもっていましたが、じゅぎょうを うけて かんけいない ことではないと きづきました。もしかすると ともだちにも いるかも しれないし、しょうらい であうかも しれないと おもいました。
◆わたしは こころの せいと からだの せいが おなじだから けいけん しなかった なやみを セクシュアル マイノリティの ひとたちは けいけんすると いうことを しりました。そのような ひとたちが なやまない しゃかいに なれば いいなと おもいました。
【こうきゅうぶ 2ねんせい】
◆セクシュアル マイノリティの ひとびとが カミングアウト するのに おおきな ゆうきが いるのは、いまの しゃかいの せきにんだと おもいます。「ふつう」と いうものは ないし、じぶんが じぶんらしく いきることが もっとも じゅうようだと いうことを しれました。
◆テレビや ネットで しようされている ことばが さべつようごだと いうことを しりました。
◆「レズ」や 「ホモ」などの さべつようごを つかってしまって いましたが、セクシュアル マイノリティのひとびとの えいぞうを つうじて、ひとは みんな ちがうし、それを かくさなければ ならない しゃかい かんきょうを かえていきたいと おもいました。
◆セクシュアル マイノリティは わたしの せいかつと まったく かんけいないと おもっていたけれど、それは ちがうと じっかんできた。
◆ひとを みためで はんだん しないこと。もっと ひろい しやを もつこと。もし だれかに うちあけられたときは そのこの ちからに なれるように なりたいと おもいました。
◆たような せいに ついて いままで いじょうに たくさん しれたし、もうすこし ふかく りかい できたと おもいます。また じゅぎょうを うけたいです。
◆ただしい ちしきを もつことが いかに だいじなのかを あらためて おもいました。さべつの ない しゃかいを つくれるような ひとに なりたいと おもいました。