**ふたつめは かんじなし**
だれいき!連続講座「マイノリティ女性からみる日本社会~アイヌ、琉球・沖縄、部落、在日朝鮮人~」
第3回講座
「沖縄フェミニズムを育む~沖縄人×女性×セクシュアルマイノリティ」
◆講師:玉城福子(たましろ ふくこ)さん
東アジアの近現代史において差別と暴力の対象となってきた沖縄人と朝鮮人。――「慰安婦」問題、軍隊と性暴力、基地、戦争、植民地、移動、歴史記憶、人種/民族、差別、周縁化、疎外…
さらに〈女性〉やセクシュアルマイノリティには性による抑圧がいくえにものしかかっています。しかし、性差別や家父長制のみを克服するため日本や欧米の主流フェミニズムを真に受けることは、社会の片隅に追いやられた人種的マイノリティとしての側面を「普遍」の名で塗りつぶすことです。沖縄と朝鮮――互いの歴史性や経験、立場のちがいを消去することなく、マイノリティ×〈女性〉としての共通項や共感の可能性を模索できればと思います。
◆日時:2017年9月14日(木) 18:30~(受付18:00より)
◆会場:上野区民館301集会室 東京都台東区池之端 1-1-12(地下鉄千代田線「湯島」駅から徒歩 2 分)
◆参加費:人権協会会員500円/非会員800円
◆参加申し込み先:hurak.sccp★gmail.com (★をアットマークに変えて ①お名前 ②所属を明記の上お申し込みください)
●玉城福子さんプロフィール:1985年、沖縄県那覇市生まれ。広島市立大学卒業後、大阪大学大学院へ進学。専門は社会学。 修士号(2010 年)/博士号(2016 年)修得。現在、沖縄大学・沖縄国際大学にて非常勤講 師を勤める。ジェンダーや植民地主義の問題に特に関心があり、日本軍「慰安婦」問題、在 沖米軍基地問題などについて研究や活動を行っている。2012 年に沖縄に帰ってからは、性的マイノ リティのピアグループ活動やイベントに関わるようになった。みかん大好き。どちらかというと猫派。
● 主な論文等 「沖縄県平和祈年資料館展示改ざん事件の再考」、『女性・戦争・人権』(13)、pp52-74、2014年。 「フェミニストの視点に立つ県外移設論に向けて――複数のポジショナリティへの応答」『状況』、 pp110-124、2015年。「移動がくれた出会い」、『家族写真をめぐる私たちの歴史』、pp206-211、2016年。
第4回講座✧予告
2017年11月16日(月)
「部落、在日朝鮮人女性として」(仮)
◆講師:瀬戸徐映里奈さん
◆プロフィール:80年代生まれ。被差別部落出身の父と 大韓民国出身(85 年渡日)の母をもち、被差別部落外 で育つ。京都大学大学院農学研究科博士後期課程。 研究テーマ:在日ベトナム人の社会関係を「食」と「農」 の視点から捉えること。]
~連続講座の呼びかけ~
2016年2月に行われた女性差別撤廃委員会(CEDAW)による日本政府報告書審査に際して、日本から部落・アイヌ・在日朝鮮人・障害のある女性たちがスイス・ジュネーブへ赴き、日本でのマイノリティ女性に対する差別について委員たちに訴えました。こうした働きかけにより、委員会からマイノリティ女性の権利保障に関する多数の勧告が日本政府に対して出されており、マイノリティ女性たちの連帯の重要性を再認識する機会となりました。
しかし、同じ日本でマイノリティ女性として活動しているかのじょたちについて何となく認識していても、実際の声を聴く会はほとんどありません。
そこで私たちは今回、日本に在住する民族/人種的なマイノリティ女性たち~アイヌ、琉球・沖縄、部落、在日朝鮮人~の声を聴くことで、見識を深め、自身の民族、ジェンダーについて考えるとともに、かのじょたちとの連帯を深める契機とすべく連続講座を企画しました。皆様のご来場をお待ちしています。
*「だれいきとは、性差別撤廃部会の合言葉「だれもがいきいきと生きられる社会のために」の略称です。」
[主催・問い合わせ]
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会
〒110-0016 東京都台東区台東3-41-10-3F
TEL 03-3837-2820 FAX 03-5818-5429
hurak.sccp★gmail.com [★をアットマークに変えてください]
だれいきHP:http://hobohobo.sakura.ne.jp/dareiki-old
だれいき!れんぞく こうざ 「まいのりてぃじょせいから みる にほんしゃかい~あいぬ、りゅうきゅう・おきなわ、ぶらく、ざいにちちょうせんじん~」
だいさん かいこうざ
「おきなわ ふぇみにずむを はぐくむ ~ おきなわじん × じょせい × せくしゅあるまいのりてぃ」
◆ こうし : たましろ ふくこさん
ひがし あじあの きんげんだいしにおいて さべつと ぼうりょくの たいしょうと なってきた おきなわじんと ちょうせんじん。 ―― 「いあんふ」もんだい、 ぐんたいと せいぼうりょく、きち、せんそう、しょくみんち、いどう、れきしきおく、じんしゅ / みんぞく、さべつ、しゅうえんか、そがい…
さらに 〈じょせい〉や せくしゅあるまいのりてぃには せいによる よくあつが いくえにも のしかかっています。 しかし、せいさべつや かふちょうせいのみを こくふくするため にほんや おうべいの しゅりゅうふぇみにずむを しんにうけることは、しゃかいの かたすみに おいやられた じんしゅてきまいのりてぃとしての そくめんを「ふへん」の なでぬりつぶすことです。 おきなわと ちょうせん ―― たがいの れきしせいや けいけん、たちばの ちがいを しょうきょすることなく、まいのりてぃ ×〈じょせい〉として の きょうつうこうや きょうかんの かのうせいを もさくできればと おもいます。
◆にちじ:2017ねん9がつ14にち(もく) 18:30~(うけつけ18:00より)
◆かいじょう:うえのくみんかん 301しゅうかいしつ
ーとうきょうと たいとうく いけのはた 1-1-12
ーちかてつ ちよだせん「ゆしま」えきから とほ 2ふん
◆さんかひ じんけんきょうかいかいいん500えん ひかいいん800えん
◆じぜんもうしこみせいの かたちをとっています。さんかきぼうの かたは「6/29だれいきこうざさんかきぼう」の だいで ①おなまえ②しょぞくを めいきのうえ、hurak.sccp@gmail.comまで おもうしこみください。
● たましろ ふくこさん ぷろふぃーる :1985ねん、 おきなわけん なはし うまれ。ひろしましりつだいがくそつぎょうご、 おおさかだいがくだいがくいんへ しんがく。 せんもんは しゃかいがく。 しゅうしごう2010ねん/はかせごう 2016ねん しゅうとく。げんざい、おきなわ だいがく・おきなわこくさいだいがくにて ひじょうきんこうしを つとめる。 じぇんだーや しょくみんちしゅぎのもんだいに とくに かんしんがあり、にほんぐん 「いあんふ」もんだい、ざいちゅうべいぐんきちもんだいなどに ついて けんきゅうや かつどうを おこなっている。2012ねんに おきなわに かえってからは、せいてき まいのりてぃの ぴあぐるーぷかつどうや いべんとに かかわるように なった。みかん だいす。 どちらかと いうと ねこは。
● おもな ろんぶんとう 「おきなわけん へいわきねん しりょうかん てんじかいざん じけんの さいこう」、 『じょせい ・ せんそう ・ じんけん』(13)、 pp52-74、 2014 ねん。 「ふぇみにすとの してんに たつけんがい いせつろんにむけて ―― ふくすうの ぽじしょなりてぃへの おうとう」『じょうきょう』、 pp110-124、2015 ねん。 「いどうが くれた であい」、 『かぞくしゃしんを めぐる わたしたちの れきし』、 pp206-211、2016ねん。
だい4かいこうざ✧よこく
2017ねん 11がつ 16にち(げつ)
「ぶらく、ざいにちちょうせんじんじょせいとして」(かり)
こうし:せとそえりなさん
◆ぷろふぃーる:80ねんだいうまれ。ひさべつぶらくしゅっしんの ちちと だいかんみんこくしゅっしん(85ねんとにち)の ははを もち、ひさべつぶらくがいで そだつ。きょうとだいがくだいがくいん のうがくけんきゅうか はかせこうきかてい。けんきゅうてーま:ざいにちベトナムじんの しゃかいかんけいを「しょく」と「のう」の してんから とらえること。
~れんぞくこうざのよびかけ~
2016ねん 2がつに おこなわれた じょせいさべつてっぱいいいんかい(CEDAW)による にほんせいふほうこくしょしんさに さいして、にほんから ぶらく・あいぬ・ざいにちちょうせんじん・しょうがいのある じょせいたちが すいす・じゅねーぶへ おもむき、にほんでの まいのりてぃじょせいに たいする さべつについて いいんたちに うったえました。こうした はたらきかけにより、いいんかいから まいのりてぃじょせいの けんりほしょうに かんする たすうの かんこくが にほんせいふに たいして だされており、まいのりてぃじょせいたちの れんたいの じゅうようせいを さいにんしきする きかいと なりました。
しかし、おなじにほんで まいのりてぃじょせいとして かつどうしている かのじょたちについて なんとなく にんしきしていても、じっさいの こえを きくかいは ほとんど ありません。
そこで わたしたちは こんかい、にほんに ざいじゅうする みんぞく/じんしゅてきな まいのりてぃじょせいたち~あいぬ、りゅうきゅう・おきなわ、ぶらく、ざいにちちょうせんじん~のこえを きくことで、けんしきを ふかめ、じしんの みんぞく、じぇんだーについて かんがえるとともに、かのじょたちとの れんたいを ふかめる けいきと すべく れんぞくこうざを きかくしました。みなさまの ごらいじょうを おまちしています。
※だれいきとは、せいさべつてっぱいぶかいの あいことば「だれもがいきいきといきられるしゃかいのために」の りゃくしょうです。
[しゅさい・といあわせ]
ざいにほんちょうせんじんじんけんきょうかい せいさべつてっぱいぶかい
〒110-0016 とうきょうとたいとうくたいとう3-41-10-3F
でんわ 03-3837-2820 ふぁっくす 03-5818-5429
hurak.sccp★gmail.com [★をあっとまーくにかえてください]
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