4.23アクション、400人が参加/“いま、日本軍性奴隷問題と向き合う”
2018年4.23アクション「いま、日本軍性奴隷問題と向き合う~被害者の声×アート~」(主催=在日本朝鮮人権協会性差別撤廃部会)が22日と23日、ブレヒトの芝居小屋で行われ、2日間で約400人の学生、同胞、日本市民たちが足を運んだ。
1977年4月23日、植民地時代に沖縄に日本軍「慰安婦」として連行された裵奉奇さんは、自らの被害を朝鮮新報の紙面を通して世に告発した。
日本軍性奴隷問題は日本社会において否認され続けており、一刻も早く回復されるべき被害者らの尊厳は、今日、完全に忘却されつつある。日本の謝罪と祖国統一を願いながら死去した裵さんの生の記憶を在日朝鮮人が引き継ぐことによって歴史に応答していくことを目的に、同部会は4月23日をメモリアルデーとし、2015年より年に一度、集会を行ってきた。
4年目になる今回の集会には、日本軍性奴隷問題に関するパネルおよび朝鮮学校生徒らによるアート展示、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表・梁澄子さんのトーク、歌とピアノの小公演、劇団トル・きむきがんさんと東京演劇アンサンブル・洪美玉さんによる2人芝居「キャラメル」など盛りだくさんのイベントが行われた。
22日に会場を訪れた李湖順さん(朝大3年)は「慰安婦」問題の解決に向けて「自分たちもアクションの輪を広げていかなければと思う。常に学び、問題の本質を直視していきたい」と述べた。(鳳)